つぶあんの走り書き

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今更聞けないハンモックの基本その1(サスペンション編)

こんばんは、つぶあんです。

 

今回はですね、某海外ブランドの金具を(ほぼ)コンプしたのでそれのご紹介を…

と思ったのですが、それをするためにはまずハンモックの基本について説明しないと「何言ってんだこいつ…」状態になるので、

 

今更聞けないハンモックの基本

 

と題しまして基本的なことから説明してみようと思います。

記念すべき第1回目は「サスペンションについて」です。

 

 

 

 サスペンションの種類について

まずはハンモックの構造についておさらいしてみましょう。

 

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ちょっと見えづらいですが赤い丸と緑の丸が見えますでしょうか。

この中で赤い丸の部分がハンモック本体緑色の部分がサスペンションと呼ばれる部分です。

 

今回は緑色のサスペンションと呼ばれる部分についての内容になります。

ぶっちゃけ本体についてはそこかしこに説明とかあるしなくてもいいんじゃないかな…

 

このサスペンションと呼ばれる部分は大まかに分けて下記の通りに分類することができます。多分。

 

1つ目が「デイジーチェーン」と呼ばれるもの。

2つ目が「ツリーハガー(ストラップ)+ウーピースリング」と呼ばれるもの。

3つ目は「ベルト式」と勝手に呼んでいる、ストラップに特殊な金具を取付けたもの。

他にも特殊な例としてツリーハガー単体で使用したり、ロープワークを駆使するパターンもありますが、よく分からないし面倒なので今回は触れません。

 

さて、早速よく分からない単語が出てきたと思う方もいるかもしれません。

大丈夫、ちゃんと説明しますのでご安心ください。ジッサイ安心。

 

 デイジーチェーンって何?

 まずはデイジーチェーンについて。

 

片方の端が大きな輪になっていて、反対側に小さな輪が並んでついているベルトのことです。

アマゾンとかでセットのやつを買ったりするとほぼ確実にこのタイプがついてきます。

 

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こんな感じのベルト、見たことありませんか?

これがデイジーチェーンです。

 

 ツリーハガー(ストラップ)+ウーピースリングとは何ぞや?

お次はこちら。商品名が有名なのでツリーストラップと呼ばれることが多いです。

 

 ハミングバードハンモックのツリーストラップに代表される、ベルト部分の先にダイニーマと呼ばれる超強力なロープで作られるウーピースリングという長さが調整できるロープを取付けたものになります。

 

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こんな感じのやつ。

ちょっと慣れてきた人や軽さを突き詰める人がよく使ってる印象があります。
 

 

 ベルト式って何やねん…

最後がこれ。ツリーストラップと言うのは、本来片方が輪になっていて、もう片方は何も加工されていないやつのことを指します。

商品名が有名になりすぎたのでこっちの意味で使う人はほとんどいなかったり…

 

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こんな感じ。

これにハンモックを引っかける金具を取付けて使用するのがストラップ+金具システムです。

私の周りではよくベルト式と呼ばれていたりします。

 

 

木への固定方法

どんな物かの紹介が終わったところで、どうやって使うのかを見て行くことにしましょう。

まずは木に固定する方法から。

 

木に固定する方法はどのタイプも基本的には同じです。

 

デイジーチェーンもツリーストラップも、

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こんな感じに輪が一つの方を木に巻き付けて、輪の中に通します。

あ、我が家には残念ながら木が生えてないので部屋にあったストレッチポールに代役をして貰ってます。

 

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そして締め付けるとこんな感じになります。簡単でしょ?

 

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もしストラップが長すぎてハンモックが張れない場合は上記のように木に2重、または3重以上に巻いて使用します。

ただ、これだと巻いてみたけど低かったり、やっぱり長すぎたから2重にしようとしたときに完全に外して付け直す必要があるので非常にめんどくさいです。

別に全然手間じゃ無いよ?って人はそのままの君でいて下さい。

 

ものぐさな人には定番の裏技をご紹介。

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まず輪の方にカラビナを取付けます。

 

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そうすると輪を通さなくてもこのように簡単に通すことができます。

 

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これだと調整するときや外すときも楽ちん。

 

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もちろんツリーストラップでもできます。

軽さのメリット減りますけどね…

 

こんな感じで木に固定をしたら、次はハンモックに接続しましょう。

 

ハンモックとの接続方法

と言ってもものすごく簡単です

 

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ハンモックの端にカラビナを付けて…

 

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デイジーチェーンの場合はチェーン部分に引っかけます。

チェーン部分の引っかける位置によって張り具合を調整します。

 

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ツリーストラップはロープに引っかけます。

 

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写真右下のロープを引っ張ると、左上のロープが引っ張られて短くなるのでそれで長さ調整ができます。

ハンモックに乗ったら緩むんじゃ無いかと思うかもしれませんが、荷重をかけると真ん中の重なっている部分が締め付けられ、摩擦力で緩まなくなるという仕組みです。

これ考えた人天才ですよね…

 

はい完了。簡単すぎて書くまでも無かったですね。

 

ハンモックを張る高さ、角度について

さて、木への固定方法が分かったところで、じゃあ次はどれぐらいの高さに張ればいいのかと言うことになります。

 

よく言われているのが1.5m~2mの高さに張りましょうと言うもの。

幅広すぎてわかんねーよ!!

 

なので間を取って1.7mぐらいでとりあえず張ってみましょう

木と木の間が5m程度ならこれでちょうど良いはず。

心配なら気持ち高めに張ることをオススメします。

 

そして木とサスペンションの角度なのですが…

大体のページに30度!30°!直角二等辺三角形の一番小さいところ!!!

と書かれているので、とりあえずはその状態を目指してみましょう。

どこにも書かれていないのですが、おそらくハンモックに何も乗っていない状態で30度にするのが良いと思います。

ハンモックの中にはリッジラインと呼ばれるハンモックの端と端を結んでいるロープが付いている物がありますが、それが付いている商品なら角度は気にしなくても大丈夫です。むしろ強めに張っちゃってください。

このリッジラインのおかげでハンモック本体の角度が固定されるので、ゆるゆるになっていない限りサスペンションを適当に張っても大丈夫です。

 

木の養生について

正直なところ、ここにはあまり触れたくはないのですが…

えー、ストラップを木に巻くときに木の養生(木にタオル等を巻く事)は必要なのかどうかと言うことです。

 

偉大な先人であるたかにぃさんとともさんが記事にしてくださっているのでそちらを読んで下さい。

camptakany.com

 

手抜きすぎて怒られそうなので要約すると、

幅2cm以上であれば基本的には問題ない

桜の木など一部樹皮の弱い木に関しては布一枚で良いから挟んであげるのが優しさ

ハンモックの写真を撮ってSNSに上げるときは養生をするか木を写さないようにする

と言ったところになります。

 

林業にかかわっている人曰く、

「ハンモック張って木が弱るならこんなに木を切るのに苦労はしない」

だそうなので個人的にはストラップ使ってる限りは気にしないで良いかなと言うスタンスです。

あと養生するとストラップが汚れないと言う効果もあるのでこっちを目当てにやっている人もいたりします。

 

 

ん?

ベルト式の説明どこ行ったって?

 

今回は基本の基本を説明する記事なので…

ベルト式の説明は金具とセットで別途記事を書きますのでそちらをご覧頂ければ…

期待した人がいたらごめんなさい。

 

ハンター○ハンターを超える早さで執筆しますので今しばらくお待ちください…

 

ではまた。